2011年06月28日

復興討議会の勧め

復興討議会・・・名前からお察しのとおり、東日本大震災の復興について市民参加により、復興計画を考えるための手法です。
とは言っても、具体的な開催手法や運営方法については未定で、どのようなものになるかは確定していません。

 そんな中、6月11日(土)に東京で久しぶりに日本プラーヌンクスツェレ研究会が開催されました。
テーマは「復興討議会」についてです。日本各地の市民討議会を研究している大学の先生や研究者、市民団体の方など22名が集まって市民討議会の手法をベースにした復興討議会をどのように作り上げて行けばいいのかについて意見を交換しました。ちょうど3月11日の東日本大震災発生から3ヶ月目の日でした。

続きを読む
posted by こばりけんいち at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の考察

2011年03月27日

復興の歩みを!

かなりのブランクになってしまいました。

この間、市民討議会推進ネットワークのNPO法人化や市民討議会全国調査の追い込み、
4回市民討議会見本市の開催などがあり、本当に大変な忙しさでした。
さあ、そろそろブ
ログを久しぶりに書くかなあと思っていた矢先に、東北・関東大震災が起こりました。

 ここに、今回の災害でお亡くなりになった全ての方々のご冥福をお祈りするとともに、

被災していまだ苦難の日々を過ごしていらっしゃる方に心からお見舞い申し上げます。


 私にとって東北は第二の故郷のような所です。父の実家が福島県のいわき郡にあり、県内各地に親戚も多く、小さいころからしょっちゅう遊びに行っていました。
今回の震災で、親戚縁者に死傷者は出なかったものの、原発事故のため避難せざるおえない従兄弟もおり、他人事ではありません。
また、中学の時一年間だけではありますが仙台市に住んでいたことがあります。仙台市が火の海になっているテレビ中継を見たときは呆然となり、涙が出ました。

 いまだ被災した方々の処遇も決まらず、原発事故も予断を許さない状況が続いており、先が見えない状況ではありますが、この現実に今後どのように立ち向かっていくかでこれからの日本の運命が決まると思っています。続きを読む
posted by こばりけんいち at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の考察

2010年12月17日

全国調査を進めていて思うこと

 現在、別府大学の篠藤教授をはじめとする研究グループから依頼を受けて市民討議会の全国開催状況の調査を行っています。今のところの調査結果ですが、2005年の千代田区を皮切りに2010年12月15日現在までに、
148件

が開催されているようです。
 もちろん、この中には様々な開催形態のものが含まれており、市民討議会と呼べるかどうか疑問のものも含まれています。ですので、「プラーヌンクスツェレを参考に開催された市民参加の総数」と言う定義が正しいかもしれません。
 調査は引き続き行っていく予定です。最新の進捗についてはメールマガジンで毎月お知らせしています。

続きを読む
posted by こばりけんいち at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の考察

2010年11月28日

市民参加の落とし穴 その4

 週一回のペースでと思ってましたが、なかなかできないものですね。
ここのところ市民討議会の全国調査で本業はほとんど手付かずでした。しかし、おかげさまで全国調査の方ははかどり、2005年からの累計で合計143件(2010/11/25現在)を確認することができました。
もちろん、この中には模擬討議会というべきものや市民討議会の五原則から外れるものも含まれていますので、あくまで「プラーヌンクスツェレを参考にした市民参加の累計数」と言った方が良いかもしれません。

 さて、本日は全国調査を進めつつ感じたことを「落とし穴シリーズ」として記しておきます。続きを読む
posted by こばりけんいち at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民参加について

2010年11月14日

島民討議会in淡路

 いろいろと忙しくてまたもご無沙汰になってしまいました。
今後はあまり肩に力を入れず短めのものをさらさらと日記調に書いていきたいと思います。
ここのところ書き溜めたネタがあるので当面はそれらをUPします。

 さて、色々な形態で開かれるようになった市民討議会ですが、全国調査をしていてたまたま興味深い開催例を見つけました。淡路JCの行った島民討議会です。今年の7月17日と18日に開催されました。
 今まで知らなかったのですが、淡路島は洲本市、南あわじ市、淡路市の3つの市からなっています。
続きを読む
posted by こばりけんいち at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の記事

2010年09月28日

新宿区区民討議会を振り返って その2

 9月13日付けで新宿区の住民基本条例の骨子案がネット上で公表されました。
内容を隅から隅まで確認したわけではありませんが、概ね区民討議会の意見が反映されているのではないかなと感じました。今後、内容をじっくり読み解きながら区民討議会の報告書と比較しつつどの程度反映されているかを確認したいと思います。


 ちなみに、本来は「市民討議会」と表記するべきなのでしょうか、新宿区が区民討議会と称しているのでここでは区民討議会の表記を使わせていただいています。個人的には違和感があるのですが・・・。本来、市民討議会の「市民」は英語で言うcitizenを意味し、People  in the City とかPeople in the Wardという意味ではありません。このため、市区町村どこでも関係なく「市民討議会」で良いのですが、なぜだか新宿区は「区民討議会」と称しています。

 さてさて、今回の新宿区区民討議会について、別府大学の地域社会研究という機関紙に寄稿しました。一般公表は多分ずーっと先で12月くらいだと思います。あまり先過ぎるのでここで一部をチラッとだけ公表してしまいます。(篠藤先生スミマセン)
続きを読む
posted by こばりけんいち at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の記事

2010年08月09日

新宿区区民討議会を振り返って その1

終了して約2ヶ月。報告書も新宿区のホームページにUpされました。
→ 
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/kikaku01_000117.html
そろそろこの市民討議会について個人的な総括をしたいと思い、「民主主義的市民討議会のあり方」を中心にカキコさせて頂きます。


 以前も書いたように、今回の市民討議会は「短い・高い」の特徴がありました。

短い・・・準備期間3ヶ月、報告書提出期間3週間何をするのにも短かったです。おかげで準備や下ごしらえが結構大変でした。開催のための公式会議は全部で4回、報告書作成のための会議は1回のみでした。もちろん、それを補うための作業部会を別途何度も開催しました。

高い・・・市民の参加率10%以上、当日の参加率共に高かったです。

その他2日間で12,000円も参加費としては今まででもっとも高いものだと思います。もしかしてかかった経費も一番高かったかもしれません・・・。

 まあ、これらのことはについては後日語るとして、徹底して日本の民主制度、地方自治法その他の法律の精神を生かした開催手法をとるようにした点について詳しくお話していきたいと思います。

続きを読む
posted by こばりけんいち at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の記事

2010年05月25日

市民参加の落とし穴 その3

 だいぶご無沙汰となりました。会社の新商品「かんたんメルマケ!」をリリースするのに忙しかったことや、新宿区の区民討議会がだいぶ佳境に入ってきたこともあります。新宿区区民討議会については現在開催準備中のものであり、私が準備委員会の座長を務めていることもありますので、諸々の影響を考え、区民討議会終了までは、あまり詳しいことは書かないこととします。詳しくは新宿区役所のホームページでご確認ください。議事録がUPされています。

 さて、市民討議会について、メディアでも色々と取り上げられる機会が増えてきました。各自治体では亜流(市民討議会モドキ)も含めて、無作為型の市民参加がだいぶ増えてきたように思います。予想通りというか、案の定というか、本来は市民討議会の定義から外れるようなものまでも「市民討議会」と名をつけて行われているのが現状です。問題はこの市民討議会の定義なのですが一応は5つの原則(定義)として


1.完全無作為抽出
2.参加者有償
3.5人1グループでコマごとにメンバーチェンジ
4.専門家からの情報提供
5.討議のまとめを報告書のような形で発表する


といったものがありますが、多分この定義に基づくと現在開催されている「市民討議会」の半分以上は定義外となってしまいます。

続きを読む
posted by こばりけんいち at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の考察

2010年03月24日

新宿区区民討議会

 さて、今回は話題を変えて新しい市民討議会開催に関する情報です。
現在東京都新宿区では、区議会議員、区職員、公募区民によって新宿区自治基本条例の制定に向けて2年以上にわたって議論を重ねています。そして、今年の5月にも骨子案がまとまる予定です。
この骨子案について市民討議会(区民討議会)を開催し、より充実した内容の自治基本条例制定に生かそうと言う構想がこの2月に発表となり、CDPNと協力関係にあるNPOまちぽっとさんからお声がけを頂き、「新宿区自治基本条例区民討議会」のプロポーザルに参加することとなりました。続きを読む
posted by こばりけんいち at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の記事

2010年03月17日

市民参加の落とし穴 その2

 市民参加について引き続き述べて行こうと思います。今回は心理学的側面から市民参加のあり方を考えたいと思います。
 私は現在までの経験から、今のところ市民参加を設える際に心理学的に考慮すべき要件が二つあると考えています。
 
 
続きを読む
posted by こばりけんいち at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の記事