2010年09月28日

新宿区区民討議会を振り返って その2

 9月13日付けで新宿区の住民基本条例の骨子案がネット上で公表されました。
内容を隅から隅まで確認したわけではありませんが、概ね区民討議会の意見が反映されているのではないかなと感じました。今後、内容をじっくり読み解きながら区民討議会の報告書と比較しつつどの程度反映されているかを確認したいと思います。


 ちなみに、本来は「市民討議会」と表記するべきなのでしょうか、新宿区が区民討議会と称しているのでここでは区民討議会の表記を使わせていただいています。個人的には違和感があるのですが・・・。本来、市民討議会の「市民」は英語で言うcitizenを意味し、People  in the City とかPeople in the Wardという意味ではありません。このため、市区町村どこでも関係なく「市民討議会」で良いのですが、なぜだか新宿区は「区民討議会」と称しています。

 さてさて、今回の新宿区区民討議会について、別府大学の地域社会研究という機関紙に寄稿しました。一般公表は多分ずーっと先で12月くらいだと思います。あまり先過ぎるのでここで一部をチラッとだけ公表してしまいます。(篠藤先生スミマセン)

 議会共催の意義

 今回の市民討議会のもう一つの重要な意義は、地方行政の二元代表制の両者が手を組んで開催されたと言う点にある。言い方を変えれは、地方議会がかかわった初の市民討議会であるということも出来る。今まで、地方議会において議員・会派が市民討議会の開催を首長に依頼することは多々あったが、実際に共催すると言うことまではなかった。さらに運営に議員が参加すると言うこともなかった。前述の通り、今回の市民討議会には準備委員に二人の議員委員が参加している。市民討議会も区議会大会議室にて行われた。討議会の最終日に参加区民が帰る際には、「せっかくいらしたのだから」と議員委員の機転で新宿区区議会議場の見学も行われた。くしくも、4コマ目の「議会の役割」で「もっと区民に開かれた議会を!」と言った意見が区民から寄せられたが、早速それに応えるかのようであった。


 開催後、議員委員の一人は「今後は新宿区区議会の発議で区民討議会が開催できないか検討してみたい」と感想を述べていた。仮にこれが実現すると市民参加の進んだ開かれた議会として注目されるばかりでなく、区民討議会で出された区民の要望を主催者である議会が取り入れ具体的な行動を起こしたとも言え、今後の地方議会のあり方の一つを示すたいへん貴重な事例となることは間違いない。

今後に大きく期待したい。
posted by こばりけんいち at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民討議会の記事
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